士会の発展と法規委員会の活動:法規委員会 委員長

士会の発展と法規委員会の活動

小野 隆正

 私の所属する法規委員会は,当会の細則の規定によれば,「関係法規の調査,研究,
提案等に関すること」を分掌するとされている。
 そこで,この分掌事務を遂行するための構成委員として,設計,構造,施工,都市
計画(開発),建築行政等,様々な分野からの参画のもとに,次の具体的な活動項目
を定め,これまで,その運営に当ってきている。

A定例委員会(隔月毎)の開催
 法令,条例等に関わる最新情報の提供のほか,毎回テーマを定め委員間で論議及
び意見交換を行う。
B公開研修会等の実施(年1回)
 会員等への迅速な情報周知と知識の研鑚を図るため,テーマに応じた講師を招き,
実施する。
Cその他,関係機関等への意見具申,一般会員・機関誌等への情報提供等。

 ところが,近年当士会の会員数が,年々漸減傾向を示し,このままではその存続に
も影響を及ぼしかねないという事態が生じてきた。もとより,会員の会費をもって運
営が成り立つものであることから,会員の確保及びその財政基盤の確立は,最重要課
題といっても過言ではない。
 現在,士会の総力をあげて会員の増強策に取組んでいるところであり,当委員会と
しても対岸の火災視をすることは許されない。
 このため,これらの課題に少しでも寄与すべく,本年は前記事業活動に次の2項目
を加え,既に実施に移行したところである。

 第1は,会員等への情報サービスの一環として,委員会の討議内容及び資料等の
中,特に役立つと思われるものを,当士会のホームページに開示することとした。
(平成13年4月より実施)
 第2は,財政への寄与策の一環として,今回の建築基準法の大改正及びこれに関
わる東京都建築安全条例の改正を収めた2001年版法規集を,当委員会の編集のも
とに創刊することとした。(平成12年12月発刊)

 このように,近年の士会を取巻く環境は益々厳しさを増している。当委員会として
も,会員はもとより,非会員を含めた情報交換の場を設定するなど,当委員会の標榜
する「開かれた委員会づくり」を実践することにより,魅力ある建築士会づくりの実
現に寄与できればと考えている。
 今後とも,会員の皆様の御支援,御協力をお願いする次第である。