国家資格者『建築士』になるには、大学や高校の建築の専門教育を受け卒業後、建築に関係する仕事を最低2年間(1級建築士の場合)経験して、ようやく国家試験を受験することができます。
その合格率は、平成16年の二級は、学科が43.9%、設計製図が55.9%、全体で27.6%。一級は学科が25.2%、設計製図が33.5%、全体で10.5%です。
なぜって「クライアントの大事な家を建てる」ためには「地盤のことから」「建物の強さ」、「建築材料のこと」、「クライアントの暮らし方」から「間取りやデザイン」を考え「エネルギー消費」を抑え、「その地域や街並み」に馴染む「外観をイメージする」などいろいろなことを知っていなければならないからです。
「地震に強く」、「災害に持ち堪えられ」、「クライアントの健康と命」に大きく関わる仕事だからこそ、「大変な責任」がありますし、「多くの知識と経験が必要」だからです。
昔は「棟梁」が「大工」、「指物師」「漆喰職人」、「左官」などの「職人達と力を合わせて」一つの建物を作り上げていました。今でもこの基本は変わっていません。
建築家や設計士(という名称は聞いたことがあるでしょう。この方達は、皆「建築士」なのです。)が、クライアントの家族構成や希望を聞いて設計し、大工さんが建て、左官が雨じまいを施し、そこに電気・ガス・水道屋さんたちが入って一つの家が出来上がります。
それに、門扉や塀の職人、さらに植木屋さんが入って完成です。
個人の家でもたくさんの職人・専門家が出入りします。建物が大きくなれば、当然その専門職の数はより多くなり、より高度な専門家と全体をまとめる立場の建築士が必要となります。
こうした専門職の多くの人達が「建築士」の資格を持っています。
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建築士は木造、二級、一級の3つの資格に分類されます。
木造建築士は、1階または2階建てで延べ面積300平方メートル以下の木造建築物の設計や工事監理を行い、二級建築士は、延べ面積500平方メートル以下の建築物の設計や工事監理を行う。木造と二級の受験資格は変わりません。大学、高専の建築学科卒業以上か、大学、高専の土木科卒業と1年以上の実務経験、高校の建築・土木学科卒業と3年以上の実務経験、そのほかの場合は7年以上の実務経験が必要です。
あらゆる建築物の設計や工事監理などを行う一級建築士は、大学の建築・土木科卒業と2年以上の実務経験、2年制短期大学・高専の建築・土木科卒業か、二級建築士資格取得後4年以上の実務経験が必要となります。
実務経験というのは、設計事務所、建設会社、工務店における建築物の設計・工事監理・施工管理業務/大工/官公庁での建築行政、営繕(造営と修繕)業務/大学・研究所・工業高校などでの建築に関する研究・教育をさします。 ※詳細は(財)建築技術教育普及センターへ |
| ■試験日程(今年度の建築士試験の案内) |
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二級の学科は7月上旬、設計製図は9月下旬。木造と一級の学科は7月下旬、設計製図は10月中旬に行われる。木造と二級の試験日は異なるので、同一年度に受験することも可能です。合格発表は12月。 |
| ■試験科目 |
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どの級も、学科は(1)建築計画、(2)建築法親、(3)建築構造、(4)建築施工の4科目。合格者は設計製図の試験を受験する。設計製図の試験に不合格となっても、一級なら次の年、木造と二級なら次の次の年まで学科試験が免除されます。
建築士法には二級建築士の資格試験について、「高等学校における正規の建築に関する課程において取得する程度の基本的知識ならびにこれを用いて通常の建築物およびかんたんな鉄筋コンクリート造、鉄骨造、れんがおよび石造の建築物の設計および工事監理をおこなう能力」を判定するものと記されています。また、木造建築士は二級建築士の試験内容に準じて、小規模な木造建築物に関する基礎知識と応用について試験がおこなわれます。一級建築士の資格試験は、「大学の建築学科卒業程度の建築に関する知識と、建築の設計および工事監理をおこなう能力」を判定するものと記されております。 |
| ■免許の登録 |
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各試験合格者は、免許申請を行い、一級建築士名簿、二級建築士名簿、木造建築士名簿にそれぞれ登録することで建築士となります。 名簿に登録することで免許証が交付されます。
一級建築士
免許証交付は申請後、約3カ月
・申請用紙:都道府県建築士会にあります
・申請窓口:住所地の建築士会または都道府県建築士主務課
・申請者本人が申請
・登録免許税6万円
二級、木造建築士
免許証交付は申請後、約1〜2カ月
・申請手続き方法等は都道府県によっで異なるため、都道府県建築士主務課へ問合せ
・登録手数料:都道府県により異なる(概ね18,000円) |
| ■受験手続き |
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二級と木造は4月中の5日間、一級は5月中の5日間に、各都道府県の建築士会で配布される受験申込書を受け取る。学歴や実務経験を証明する書類と、本人確認のための写真を添えて、住所地の都道府県の建築士会に持参して申し込む。平成16年から1級がインターネット申し込み可能になりました。(2級は平成17年から)詳細は(財)建築技術教育普及センターまで |
| ■受験料 |
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一級と木造、二級ともに15,100円。(平成17年) |
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