住宅建築賞

住宅建築賞について

「住宅建築賞」はすでに新人建築家の登竜門として定着しており、その入賞作品を通して住宅建築に対する理解をさらに深め、近年多様化している「すまい」の新しい可能性を見出そうとするものです。 この住宅建築賞の入賞作品を公開展示することにより、建築に携わる方々への新鮮な刺激とし、より多くの人々に建築文化を広げる機会となればと考えています。

応募作品は原則として最近3年以内に竣工し、東京圏に建つ一戸建住宅、集合住宅及び併用住宅等(大幅な増改築*、公共の建築も含む)の作品を募集しています。書類による第一次審査と現地審査による第二次審査により受賞作品を決定します。 *確認申請不要物件の場合遵法であること。

住宅建築賞2026の主旨

【東京のグローバリティ】

昨年と同様に「東京のグローバリティ」で作品を募集したい。もともとこの章は「東京のローカリティ」というテーマのもと作品を募った。手前味噌ながら優れた作品を集めることができるなかなか良いテーマだったので、そのまま「東京のローカリティ」を踏襲しようと思っていたのだが、しかし逆にグローバリティを問うてはどうか、という一縷の望みがムクムクと沸き起こった。天邪鬼な私をご容赦願いたい。まったく逆のテーマで募集することとしたい。日本には今、円安で大量の外国人が流入している。出国する日本人の数の倍を優に超える人が海外から来る時代である。日本人は国内にいても国際的にならざるを得ないと言えるだろう。またSNS全盛の時代にあって日本の住宅は、たとえ敷地が国内であろうとも海外でいきなり注目を集めることが容易になった。逆に海外に事務所を置くのもあり得る。海外の作品は住宅建築賞の枠の中では見ることができないのだが、彼らが東京でやった仕事というならそれもあり得るだろう。あるいは建築というメディアはノンバーバルで国境がないというが、それも新たな次元を迎えていると言えるだろう。建築をめぐる言説は有効だと思うが、それもSNSを前にすると消えてしまう。そのとき建築はどういう顔をしているのだろうか?答えを求めるものではないが、今この時点のグローバリティとの向き合い方を問いたい。「東京のグローバリティ」は可能か。その可能性を押し広げるような作品の応募を期待している。

審査員長 吉村 靖孝

応募要項・審査員など
について

審査員 審査員長:吉村 靖孝
審査員   :岡安 泉
審査員   :小西 泰孝
審査員   :中川 エリカ
審査員   :西沢 大良
応募要項
  1. 上記の主旨にかなうもの
  2. 一戸建住宅、集合住宅及び併用住宅などとする(大幅な増改築、公共の建築も含む)
  3. 作品は下記提出期限日より3年以内に竣工したものとする
  4. 雑誌などに発表したものでもよい
  5. 建築物の所在地は1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)とする
  6. 応募の点数は自由とする
  7. 審査委員の関与した作品は応募できない
  8. 応募者は予め建築主(所有者)・施工者の了解を得て応募すること
  9. 応募作品の確認済証及び検査済証が必要。応募作品が確認申請不要物件の場合は遵法であること
賞の対象 設計者・建築主・施工者の3者を顕彰するものとする。
応募資格 応募作品を設計した建築士資格を有し、建築士会正会員である者
※年会費が未納の方は応募いただけません。
登録料 ・東京建築士会 正会員:無料(申込時に入会した方を含む)
・他道府県建築士会 正会員:1点につき5,000円(作品を郵送する場合、登録料は現金書留にてお送りください)
提出期限 2026年2月6日(金)
(窓口へ直接お持込みの場合は、2月6日(金)17:00 迄とする。郵送の場合は、2月6日の消印有効。)
提出先 一般社団法人 東京建築士会
住宅建築賞 係
〒103-0006
東京都中央区日本橋富沢町11-1
富沢町111ビル5階
TEL 03-3527-3100
提出資料 ・本会指定申込書
・本会指定A2版台紙
・確認済証および検査済証のコピー(確認申請不要物件は、不要理由を明記した文章を添付すること)
  • 図面および完成写真(内観・外観数点)、平面図、立面図、断面図、配置図、設計主旨(300字以内)等を組み込んで構成したプレゼンテーションを、本会指定A2版台紙に貼付のうえ提出すること(縦使い、パネル化しない)。なお、写真の大きさや図面の縮尺、レイアウトは自由とし、プレゼンテーション表現自体は審査の対象としない。
提出資料取得方法 本会指定申込書およびA2版台紙は、本会事務局で配布しています。郵送を希望される場合は、宅配便(着払い)での送付が可能です(送料目安:都内約1,200円)。専用申込フォームよりお申し込みください。
※専用申込フォームの受付は2月4日(水)までです。土・日・祝日は発送を行っておりません。また、即日発送はできませんので、余裕をもってお申し込みください。

>専用申込フォームはこちら

審査について

  1. 書類審査(書類審査)に通過したものは原則として現地審査する。
  2. 入賞発表2026年4月下旬

※審査結果については、応募者に直接通知する。
※応募者は審査結果について意義申し立てることができない。

表彰および賞金

・入賞者(5点以内)に対し賞状(盾)および賞金を贈り、入賞者の中から特に優れたものには金賞を贈る。
建築賞70,000円 住宅建築賞金賞150,000円
※入賞には満たないが今後の活躍が期待される作品には奨励賞を授与する場合がある。奨励賞には賞金の授与は行わない。
・建築主、施工者には入賞を記念する盾を贈呈する。
・表彰式:総会の席上(6月中旬予定)

応募図面の取扱い

・応募A2版台紙の公表及び出版の権利は主催者が保有する。
・入賞作品は本会ホームページ及び会報等に掲載する。また、入賞作品展及び関連イベント(講評会)を実施する(いずれも8月中旬開催予定)。
・入賞作のうち東京都内に建築されたものの中から1点を「関東甲信越建築士会ブロック会」の優良建築物表彰作候補作品として推薦することがある。
・応募作品は返却しない。

住宅建築賞募集要項チラシの
ご案内

住宅建築賞アーカイブ
(PDF)

PDF
2025年 入賞作品 ダウンロード
2024年 入賞作品 ダウンロード
2023年 入賞作品 ダウンロード
2022年 入賞作品 ダウンロード
2021年 入賞作品 ダウンロード
2020年 入賞作品 ダウンロード
2019年 入賞作品 ダウンロード
2018年 入賞作品 ダウンロード
2017年 入賞作品 ダウンロード
2016年 入賞作品 ダウンロード
2015年 入賞作品 ダウンロード
2014年 入賞作品 ダウンロード
2013年 入賞作品 ダウンロード
2012年 入賞作品 ダウンロード
2011年 入賞作品 ダウンロード
歴代入賞作品一覧表 ダウンロード

住宅建築賞入賞作品展の
ご案内

会期 2025年8月20日(水)~8月28日(木)10:00~17:00
会場 建築会館ギャラリー(東京都港区芝5-26-20 建築会館1F)
入場 無料
主催 一般社団法人 東京建築士会
企画 東京建築士会 事業委員会
協賛 株式会社 アイ工務店
株式会社 市浦ハウジング&プランニング
環境・省エネルギー計算センター
株式会社 建築資料研究社
株式会社 総合資格
株式会社 ピアレックス・テクノロジーズ
株式會社 豊和
問い合わせ 一般社団法人 東京建築士会
〒103-0006
東京都中央区日本橋富沢町11-1
富沢町111ビル5F
TEL 03-3527-3100

住宅建築賞案内チラシはこちら(PDF)

関連イベント
住宅建築賞2025
レビューセッション

日時 8月21日(木)16:30~18:30
会場 建築会館ギャラリー(東京都港区芝5-26-20 建築会館1F)
内容 審査員による入賞作品講評、入賞者とのディスカッション
定員 先着40名
参加費 無料
申込方法 こちらの申込フォームよりお手続きください。